Saturday 1 June 2019

【2019年5月27-31日(月-金)】 今度こそ 躊躇などせずに その引き金を引きたい [協力隊57-61日目]

※記事の最後に、捕獲した鳥獣の写真を掲載している。
小さく表示しているが、苦手な方はご注意いただきたい。

なお当ブログでは、有害鳥獣問題は全ての人に関係していることであり、
その現実を見て考えていただきたいという想いから、モザイク等は使用しません。


先週、役場の使わなくなった看板をお借りし、


こんなものを作っておいた。
山菜採りなどで山の方に入る人も少なくないので、注意喚起である。


役場の方々に同行いただき、立てても問題ないところに設置していく。


公園での作業を少しお手伝いし、休憩時間。
北海道ならではの炭酸飲料「ガラナ」をいただき、写真も撮ってもらった。


道の駅のそば屋さんで、お昼もご馳走していただいた。
珍しい品種の、ぼたんそば。十割でコシがあって、旨かった。


異常な暑さを記録した北海道。
帰宅すると、室温が30度セルシウスにも達していた。


さて、ようやく今週から、本格的に捕獲活動が始まる。
作業時には、目立つオレンジ色のベストを着用。
開始時には役場から自宅へ銃を取りに行き、終了時には自宅に銃を置いて役場へ戻る。
やや手間ではあるが、銃の管理上、仕方ない。


閉鎖された林道を歩く。
まず人がいることは無いとはいえ、その可能性も念頭に置かねばならない。

クマさんに出会った。


痕跡はあれど、たまたま一頭だけ通りかかったみたいな感じか。
このあたりには、シカは少ないのかも。今後、あちこち行ってみることだ。
シカとの遭遇は無かったものの、


その他の鳥獣は、捕獲があった。浦臼での最初の一頭は、キツネ。
畑に出てくるのと、エキノコックスを持ってるのが厄介な獣。
幼獣だったのが、何とも複雑な気持ちだが。


キジバト。豆類などの作物に被害を与えるようだ。
ちなみに赤いのは血では無く、マーキング用のスプレーである。


カラス。田畑にもゴミステーションにも町中にも、どこにでも現れる。
賢いので、近付くと飛んで行ってしまう。そう簡単には捕獲できないのかも。


新しい銃は、購入したら14日以内に、警察署で確認してもらう必要がある。
4月からここまで7,8回は署に通ったが、これで一段落した。
しばらくは警察のお世話になることもないだろう。

6月からは、まず仕事の流れを確立していきながら、捕獲実績も上げていきたいね。


Sunday 26 May 2019

【2019年5月20-25日(月-土)】 仰向け 天を喰う [協力隊50-55日目]

先週に発行された、有害鳥獣捕獲の従事者証。


それを基に今度は、弾の譲受け許可を発行してもらう。
銃は銃刀法だが、弾は火薬取締法。それぞれ扱いが違うわけだ。面倒だけどね。


そして銃砲店で購入。
左が、カラスやハトを捕獲するための散弾。
右が、シカを捕獲するためのサボット弾という、一発弾である。

後者は一発650円ほどもする。
鉛ならもう少し安いのだが、鳥獣への鉛害を考慮し、銅製を使わなければならないのだ。
北海道は特に厳しいようで、鉛弾の所持からして禁止されている。


新たに所持許可申請をしていた銃も、警察(公安委員会)による一ヶ月超の審査ののち、
許可が下りた。銃砲店で購入したこちらは、前職で使用していたのと同じ種類。
値段が安めな割に精度も良く、手を出しやすい人気の品だ。
とはいえ、この中古でも20くらい。破産寸前だぜ。


もともと所有している銃ではスコープを載せるのに難があり、
精度や威力の面でも、シカを捕獲するにはやや不足しているのである。
こちらの銃は、散弾による鳥類の捕獲に使用していく形だ。


金曜には初めて、銃を持っての捕獲活動に出かけることができた。
町では田植えが始まり、広大な田んぼは一碧万頃といった様相を呈している。

結果としては、捕獲なし。シカが2頭、林の中へ逃げていくのを見かけたのと、
カラスやキツネはいるものの発砲できる状況では出逢えなかったのと、
林道で車がハマり、役場の方々に救援していただいたのと。何しとんねん。
一日目から、そう旨くはいかないね。

何はともあれ、協力隊に着任してからほぼ二ヶ月。ようやく本業が開始した。
これからが本番だ。目に見える結果を出していかなければならない。



土曜には、町内の団地へ。集会所的な建物では、


月に一度、だれでも食堂というのが開催されている。
ボランティアのお母さん方により、お昼ごはんが振舞われるのだ。

というわけで、個人的に手伝いに来させていただいた。
緑のふるさと協力隊」時代には、こうした催しには片端から顔を出していたからな。
その血が騒ぐというか。僕の場合は有害鳥獣捕獲という特殊な仕事柄、
地域の方々と絡む機会が少ないので、こういうチャンスは逃したくないというか。


今月のメニューは「鶏ごぼう丼」。
鶏天・ごぼう天は絶妙にカラッと揚がり、甘ダレが絡み、旨い。

お米も野菜も、食材はなるべく地産地消。良いことだね。
大人200円・子ども無料ということもあってか、


多くの人たちが集まり、食事やお喋りを楽しんでいた。
福井で立ち上げた非営利カフェ「より処」に似たような雰囲気だ。
50人以上が訪れた結果、


完売御礼。素晴らしい。


こちらの絵は、アート担当のお母さん方によるもの。
次回・次々回のメニューも決まっている。

キッチンはできないから邪魔にならないか不安だったけど、
ホール業務や清掃、テーブル運びといった力仕事など、少しは手伝えたかな。
ボランティアのお母さん方・訪れた方々と交流できたので、ありがたいことだ。


さて話は変わるが、電子ドラムをお借りした。
ぼちぼち練習しているドラムも、空中を叩くよりは感覚が掴みやすくなるね。

いま練習しているのは、僕の地元である八王子市の出身で、
パンクやメタルをやる人たちの一曲だ。テンポは速いが、おもしろい。