それから居酒屋で飲んで、代行で帰る。やはり同年代だと気兼ねも少ないから、楽しいね。
2月最初の日は、札沼(さっしょう)線エキアカリ。浦臼をはじめ、周辺市町の駅でアイスキャンドルが燈される。
ゴールデンウィーク明けには廃線となってしまう同線。このエキアカリも今年が最後というわけだ。
午後からは人数も増え、着々と準備が進む。地道に作ってくれていた氷の器は、300個くらいになったと言っていたか。倉庫から運び出し、
駅のホームや周辺に配置していく。
メインとなる雪山。ベンチも埋め込まれた。
紙ランタンは、地域の子どもからお年寄りまで、皆さんが作った。350くらいだったか。一つひとつ、雪を詰めて重しにし、並べていく。
専用のキャンドルがあるのだね。昨年はすぐ消えてしまったらしく、今年は良いやつにしたそうだ。
今度はキャンドルを一つひとつ、氷の器と紙ランタンに入れていく。人海戦術だと、サクサク進むね。
女性陣は、ふるまい用の豚汁とココアを調理してくれていた。お鍋にたくさん。
イベント開始前に、みんなでいただく。ずっと外作業で冷え切ってしまった体に、よく沁みて温まる。旨すぎ。
暗くなってきたところで、キャンドルに火を点けていく。ちなみに、いわゆる撮り鉄さんは、毎日のように沿線に何人も訪れている。
ホーム端。ありがとう札沼線。
ホーム中間。
ホーム反対の端。
駐輪スペースは、雪かきして通路を作り、雪の小路に。
紙ランタンゾーン。
細やかな力作が、たくさんあった。
全体の中央付近。
紙ランタン側から見た、全体図。
そして僕は会場を回りながら、消えてしまったキャンドルに再点火する役目を担う。もちろん気温はマイナスで、風は冷たくて、めちゃくちゃ寒い。厚着してカイロを装備しても、体に応える。ときどき暖を取りながらだ。
駅舎内ではココアの無料配布が行われ、
少し離れたテントでは、豚汁が提供される。
交代要員で、ここも少し担当した。
好評に終わったら、あとは一気に片付ける。火を消して、キャンドルを回収して、紙ランタンは雪を投げて畳んで集めて、諸々の荷物を役場に運んだら終了だ。
週明けの月曜には、キャンドルの分別。使えそうなものは残し、そうでないものは廃棄。アルミ箔だけ燃えないゴミに分けるので、地味に時間がかかった。
あとはベンチを救出し、荷物の片付けなどをし、落着。
たまにこうしたイベントの手伝いをすると、気分転換になるね。シカもいないなか雪の上を歩き続ける毎日で、ちょっと沈み気味だったのだ。
あとは春まで、これといった催しは無いだろうから、まあ適度に息抜きしながらやってこう。