Friday 20 September 2019

【2019年9月15-20日(日-金)】 9月の風を 両手で抱きしめたら [協力隊168-173日目]

※記事内に、捕獲した鳥獣の写真を掲載している。小さく表示しているが、苦手な方はご注意いただきたい。
なお当ブログでは、有害鳥獣問題は全ての人に関係していることであり、その現実を知って考えていただきたいという想いから、モザイク等は使用しません。


土日は、隣隣町にてイベント。浦臼町が出展するため、僕も両日ともにお手伝いだ。


会場はハイウェイオアシスという、高速道路からも立ち寄れる施設。天候は不安定ながら、朝から人が集まっている。


他市町は飲食ブースが多いなか、浦臼は新鮮野菜を販売。イベント開始前から、買い求めるお客さんが訪れる。
みんなで呼び込みをして対応をして。スタッフは4,5人いるので、けっこう余裕があった。


奥の小さなステージでは、パフォーマンスやバンドなどが披露されていく。それほど広くない会場は、常に人が行き来していた。


待機中の臼子ねぇさん。日に二度ほど、グリーティングとして会場内を周り、浦臼町ブース前で愛想を振りまく。「かわいいー」と、けっこう人気だ。意外にと言ったら、ねぇさんに怒られるけど。ただ、小さい子は何人か怖がっており、犬にも吠えられていた。


近辺で有名らしいお店のソフトクリーム。ごちそうになったが、濃厚で旨かった。なぜか汗だくになった僕の体には沁みる。


二日目は天気が怪しかったものの、屋内移動はせず屋外で強行されたイベント。案の定、昼には土砂降りとなり、出演予定だった我々のバンドも中止になってしまった。


人知れず、自宅で・車内で・カラオケで、練習をしてきたんだけどね。成功でも失敗でもない、何も起こっていないという状況は、もどかしいし残念。だが天候ばかりは仕方ない。またの機会があると良いね。


雨は小降りになってきたけど、イベント終了は二時間ほど早まり、撤収。そばブースのお母さんが差し入れてくれたお蕎麦で温まった。ありがたい。


日は変わり、こちらはシカ肉。浦臼で獲ったものではないけど。


隣隣隣町のスーパーで、ジビエPRだ。委託業者さんが運営してくれるのだが、僕も役場の方と一緒に、同行させていただいた。ここでも呼び込みをする。


シンプルに焼いて試食提供し、


アンケートに記入してもらう。


平日ながら多くのお客さんがお店に訪れており、数十人を呼び込むことができた。皆さん、おいしいとの好評。浦臼の施設も10月から稼動するのでよろしくね、と宣伝する。


その他の日は、半日が事務作業で半日が鳥追いといった感じ。一ヶ月ぶりくらいにハトを捕獲。外気温も、日中で7度とかまで寒くなっている。こないだまで30度くらいあったのに、もう風が冷たい。


またまた、うっすらと虹が出る空。写真だと薄いね。


夕方、シカを3回ほど見かけた。夏場の鮮やかなブラウンから、冬場の秀麗なシルバーに、その体毛は移り変わりつつある。


ある夜は、役場の方とサシ飲み。おいしい料理とビールをごちそうになってしまい、色々とおもしろい話を伺い、僕の立場なども気遣ってくれた。


ある日は役場で、書類送付準備作業。いよいよ食肉加工施設が稼動するにあたり、周辺市町で捕獲に協力してくれる方々に向け、案内をするわけだ。
ちなみに施設の通称も決まったようで、シュブルイユというのは、モノトーンの時間がいつの間にか奪っていったもの。ではなく、フランス語でシカを意味するらしい。厳密にいうとユーラシア大陸に分布するノロジカという種を指すとのことで日本に生息しているニホンジカとは違うのだろうがまあどうでもいいね。


ある日はカラスを捕獲し、通算20羽目。やはり町なかでの捕獲は難しいため、一日一羽が良いところだ。


遠目にシカ。獲るなと言われているので、スルー。


近目にキツネ。先週あたりから、よく見かけるようになった。


週おわりには、浦臼の猟友会に向けたジビエ事業説明。これまでにも説明してきているはずなのだが、稼動前にもう一度というリクエストらしい。割とどうでもいい部分を細かく批判されていた。そして当初から変わらず、会としてはジビエ事業に協力する気はないらしい。自分たちで食べる分を削いで、減量化施設だけは利用して処分するという流れになるようだ。

あとは今回もまた、つまらない揚げ足取りで僕に対する批判が複数。適当に流しておいたものの。猟友会というのは全国どこの市町村でもクセのある存在だが、浦臼はなかなかクセが強いほう。もはや仲良くやっていくのは無理なので、どう距離感を保っていくかが課題だねえ。

風が冷たい。



※言葉遣いが宜しくなかった部分を、一部訂正してあります。猟友会の一部の人からは、それ以上に酷い暴言・恫喝を受けてるんですけどね。