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Sunday, 26 May 2019

【2019年5月20-25日(月-土)】 仰向け 天を喰う [協力隊50-55日目]

先週に発行された、有害鳥獣捕獲の従事者証。


それを基に今度は、弾の譲受け許可を発行してもらう。
銃は銃刀法だが、弾は火薬取締法。それぞれ扱いが違うわけだ。面倒だけどね。


そして銃砲店で購入。
左が、カラスやハトを捕獲するための散弾。
右が、シカを捕獲するためのサボット弾という、一発弾である。

後者は一発650円ほどもする。
鉛ならもう少し安いのだが、鳥獣への鉛害を考慮し、銅製を使わなければならないのだ。
北海道は特に厳しいようで、鉛弾の所持からして禁止されている。


新たに所持許可申請をしていた銃も、警察(公安委員会)による一ヶ月超の審査ののち、
許可が下りた。銃砲店で購入したこちらは、前職で使用していたのと同じ種類。
値段が安めな割に精度も良く、手を出しやすい人気の品だ。
とはいえ、この中古でも20くらい。破産寸前だぜ。


もともと所有している銃ではスコープを載せるのに難があり、
精度や威力の面でも、シカを捕獲するにはやや不足しているのである。
こちらの銃は、散弾による鳥類の捕獲に使用していく形だ。


金曜には初めて、銃を持っての捕獲活動に出かけることができた。
町では田植えが始まり、広大な田んぼは一碧万頃といった様相を呈している。

結果としては、捕獲なし。シカが2頭、林の中へ逃げていくのを見かけたのと、
カラスやキツネはいるものの発砲できる状況では出逢えなかったのと、
林道で車がハマり、役場の方々に救援していただいたのと。何しとんねん。
一日目から、そう旨くはいかないね。

何はともあれ、協力隊に着任してからほぼ二ヶ月。ようやく本業が開始した。
これからが本番だ。目に見える結果を出していかなければならない。



土曜には、町内の団地へ。集会所的な建物では、


月に一度、だれでも食堂というのが開催されている。
ボランティアのお母さん方により、お昼ごはんが振舞われるのだ。

というわけで、個人的に手伝いに来させていただいた。
緑のふるさと協力隊」時代には、こうした催しには片端から顔を出していたからな。
その血が騒ぐというか。僕の場合は有害鳥獣捕獲という特殊な仕事柄、
地域の方々と絡む機会が少ないので、こういうチャンスは逃したくないというか。


今月のメニューは「鶏ごぼう丼」。
鶏天・ごぼう天は絶妙にカラッと揚がり、甘ダレが絡み、旨い。

お米も野菜も、食材はなるべく地産地消。良いことだね。
大人200円・子ども無料ということもあってか、


多くの人たちが集まり、食事やお喋りを楽しんでいた。
福井で立ち上げた非営利カフェ「より処」に似たような雰囲気だ。
50人以上が訪れた結果、


完売御礼。素晴らしい。


こちらの絵は、アート担当のお母さん方によるもの。
次回・次々回のメニューも決まっている。

キッチンはできないから邪魔にならないか不安だったけど、
ホール業務や清掃、テーブル運びといった力仕事など、少しは手伝えたかな。
ボランティアのお母さん方・訪れた方々と交流できたので、ありがたいことだ。


さて話は変わるが、電子ドラムをお借りした。
ぼちぼち練習しているドラムも、空中を叩くよりは感覚が掴みやすくなるね。

いま練習しているのは、僕の地元である八王子市の出身で、
パンクやメタルをやる人たちの一曲だ。テンポは速いが、おもしろい。


Monday, 13 May 2019

【2019年5月2-10日(木-金)】 隔靴掻痒 [協力隊32-40日目]

パッとするブログのネタが無いため、10日分ほどをまとめてダイジェストで。


10連休のゴールデンウィーク、後半。
ある日は、隣町の沼に来てみたり。


日本最大の、マガンの寄留地だそうだ。
日の出・日没の時間帯には、数万羽にもなる大群が見られるという。
ちなみにマガンは非狩猟鳥獣だから、獲っちゃダメだね。


ある日は、浦臼町内にある射撃場のお手伝いに来てみたり。
使わなくなった小屋を撤去する作業だ。


板も一枚いちまい外していく。
うっかり、こんなクギを靴ごと踏み抜いて、足の裏に穴が開いちまった。
破傷風には多分、ならない体のはずだけどな。


その日の夜には、バーベキューに呼んでいただいたり。
猟友会らしくシカ肉も出てくるし、


北海道らしくジンギスカンも出てくる。移住後、初ジンギスカン。旨い。
シカもヒツジも、これから食べる機会が増えていくね。楽しみである。


GW最後には旭川市まで足を延ばし、もう一回ドラムを叩いてみたり。

あとは細々とした買い物をしたり、
家でちょっとした勉強をしたりして過ごす、そんな連休が終わり、


春の訪れ。休みボケすることもなく、仕事に復帰だ。
というか早く「本業」に着手したいからな。


シカ捕獲用のわなを、動作確認してみたり。


コーラスでは、まだまだ男声パートが難しかったり。


林道の方に行ってみたり。


バリケードの設置をお手伝いしたり。


役場の福利厚生会による懇親会に参加させてもらったり。


町の5月の広報で、紹介ページを設けてもらったり。



以上だ。パッとしないぜ。
早いところ、パッとする記事を書ける日々にしていきたいところである。


Wednesday, 1 May 2019

【2019年4月27日-5月1日(土-水)】 目隠しをしたのも 耳塞いだのも 全て その両手 [協力隊27-31日目]

ゴールデンウィークに突入した。僕は当然、役場の休日に合わせて休みになるわけで、
見事に10連休の恩恵に与ることができたわけだ。


このあいだロープ張りをした、浦臼神社を訪れてみる。
急な階段を一段飛ばしで駆け上がると、


エゾエンゴサクとカタクリの花が、見事に一面、咲き誇っている。
引っ越してきてから氏神さんに挨拶してなかったので、二礼二拍一礼もしておく。


ガチなカメラを持った人たちが、たくさん。熱心に写真を撮っていた。
この時期、この界隈で一番ホットなスポットなのだろう。


雅さを感じるコントラストだね。


神社のお隣、道の駅つるぬま。名物の「あげいも」を食べてみる。
外はサクッと、中はホクホクしっとりと。ほんのり甘くて、旨い。


左は、にんじんネクタル。ややドロっとしながらも、上品な甘みで旨い。
北海道産の植物性乳酸菌が用いられているという。
半分飲んだら店員さんが牛乳を足してくれて、サラッとした口ざわりになった。

右は、浦臼らーめん。賞味期限間近で安かった。ラッキー。
栽培が難しい品種でつくられているそうだ。


後につくったもの。麺の中の黒い粒と、どこか独特な薫りがおもしろい。


車で1時間20分ほど北上し、旭川市を訪れてみる。
札幌へ行くのも同じくらいだし、浦臼はちょうど中間で良いね。


連休ともなれば、血を必要とする人もいるだろうからな。
というか、年に三回の趣味みたいになってるところはある。
前回は横浜、前々回は都心、前前々回は福井だったね。どうでもいいけど。


トートバッグをゲット。やだーかわいいー。


北海道限定のナポリン、の姉妹品である、やはり北海道限定のシトロン。
要するにサイダーだが、一般的なやつより、どこか爽やかさが勝る気がする。
また一歩、北海道民に近付いたな。


車には、新たに北海道らしいステッカーを追加。
トータル15枚くらいになったか。


体にタトゥーを増やしていく人の気持ちが、分かる気もする。
ちなみに左のは、ココペリ。車の旅をしているとき、鳥取県で仲間入りしたんだ。


一般道なのに、ナビでは「48km道なり」とかになる。
さすが北海道、でっかいどう。


北海道限定シリーズ。ソフトカツゲンという乳酸菌飲料。
体の中から、北海道民になっていくぜ。

ではここで、手製の謎かけを一つ。
「病院」とかけて、「身長にコンプレックスのある中学生」と解く。その心は、
「どちらも、にゅういんりょうが必要でしょう」


ミルクカステーラ。北海道限定じゃないかもしれないけど、北海道産。
どこか懐かしい味で、ほんのり甘い。



やきっぺ&ダブルラーメン。
後者は、最初から2玉ぶん入っているという親切仕様。


北海道の全家庭に常備してあるという、めんみ。
普通の麺つゆよりもダシが利いている。これだけで炊き込みご飯がつくれるね。


空知地方というのは、浦臼町を含めた24市町で構成されるエリア。
そこで生まれた、伝説のホップを用いたビールらしい。薫り高くて、旨かった。


浦臼のお隣、月形町へ遊びに来てみる。
かつて集治監、すなわち監獄があった場所。
初代の典獄つまり所長の名前が、そのまま町名になったのだそうだ。


いまは博物館になっている。
厳しい環境のなか、北海道の開拓に従事した囚人たち。その歴史を勉強だ。


館内は撮影禁止だが、ここだけ唯一OK。
北海道で金塊を探す某マンガにも、月形監獄は出てくる。
実在の登場人物ゆかりの品々も、実物が展示されていて興味深かった。


一人のときは じっくり観る派なので、後から来た人たちに追い越されながら見学。
最後に外へ出ると、実際に使われていたという点鐘が。


当時の人々に、想いを馳せる。


さて、GWで時間もあるので、自宅にいる時はドラム練習をしている。
空中をたたく、エアドラムだけど。

高校時代から興味はあったものの、当時はヘタレ過ぎて手を出せなかった。
20代になって思い切って何度かレッスンを受けたが、形にならないうちに、
程なくしてカナダへ行くこととなった。
それからずっと遠ざかっていたのだが、今年に入ったあたりから、
ようやく再燃してきたのである。何事も、遅すぎるということは無いだろう。


ドラム譜を見ながら、その通りに叩く。まだその段階だ。
こんなん読めるかよ、と始めは思ったけど、やってるうちに分かってくるもんである。


だいぶ仕上がったかなという段階で、札幌の方へ。


音楽スタジオで、個人練習である。


エアと違って本物は、ぜんぜん勝手が違う。
なかなか上手くは叩けない。


割あい良さげな部分だけ切り取ってみた。
ここだけ見れば形になってる風ではあるけど、まだまだ練習が必要だ。
札幌あたりまで出ないとスタジオも無いようだが、コンスタントに通いたいね。

人前で披露しても恥ずかしくないレベルを目指したい。