Tuesday 23 July 2019

【2019年7月20-22日(土-月)】 見わたす景色のどこにだって 歩き出せる [協力隊111-113日目]

そんなわけで、


東京都は八王子市の、実家へ帰ってきた。
北海道と違って湿度が高いからか、ムシムシして暑苦しい。


理容師の資格を持つ弟に、散髪をお願いする。
サッパリ綺麗に整えてもらったら、


土曜日は、フォーマルな格好に身を包む。
10年間ほど丸坊主を貫いた髪型も、浦臼に引っ越してからはオールバック風だ。
ふだん猟では帽子を被るから、影響が少なくなるように。


横浜にて、結婚式に参列。5月に続き、今回も高校時代の友人である。


普段はクールな感じの新郎だが、楽しい雰囲気で披露宴が執り行われた。
末永く、お幸せにな。

ちなみに、「佐宗」という名字は読み間違え聞き間違えられることが多く、
「辰哉」という名前は表記を間違えられることが多い。
人生で一億回くらい間違えられてきているから、もはやどうでもいいのではあるが。


さて、結婚式に同席していたメンバーと、日曜日に再び集う。
高速ジェット船に乗って2時間半、東京都は新島へ。

毎年、夏になるとどこかしらの海へ遊びに行くのが恒例。
一昨年は、日帰りで弾丸の佐渡島だった。
新島は昨年に計画していたのだが、台風のため中止。今年またリベンジした形だね。


曇り気味ではあるものの、問題ない。
気温も湿度も高く、まとわりついてくるような、じっとりとした暑さである。

港には、土日で遊びに来ていたのであろう人々が大勢、船を待っていた。
僕らは月曜に休みを取り、日月にする作戦。結婚式に合わせた日程ならば、
僕が一番ありがたいので。みんな有給休暇を発動してくれたわけだ。


人口2,000人以上と、浦臼町より少し規模が大きい新島。
市街部分は割あいコンパクトで、道も広くは無い。
のんびりした時間が流れている感じ、素敵である。


レンタカーを借り、島内を軽く回ってみることに。
何箇所か浜はあるけど、ほとんど人はいない。


島のメインらしい海岸へ来てみると、誰もいない。そんなことあるのか。
年に一回、海に入ると祟られる日とかじゃないよな。


突撃してみたところ、波が非常にパワフル。というか高い。というか怖い。
波打ち際は大きめの石がゴロゴロしており、踏むと痛いし脚にぶつかってきて痛いし。
波が引く力も凄くて、体が持っていかれそうになる。
おもしろくもあるが、ちょっと危険。ここは退散する。


波消しブロックのある、別の海岸へ移動。打って変わり、非常に穏やかだ。
僕らの他にも数組、遊んでいた。


漂流物の観察が、地味に好き。長旅をしてきたのだね。
ゴミを投棄するのは、いけないことだけどな。


一匹だけ、クラゲがいた。見るからにヤバそうなやつ。


無料で入れる露天温泉。水着着用だが、24時間利用可能だという。


すぐ隣が、式根島。この界隈に、七つの有人島があるそうだ。


テントを張ってキャンプする案もあったけど、天候が怪しいこともあり、宿にした。


食事が豪勢であった。品数が多く、どれも旨い。魚料理だけでも数種類が並んでいる。
みんな何度もご飯をおかわりし、満腹満足。


今度は、有料の温泉へ。とはいえ300円。のんびり浸かったら、


車で15分ほど山を上り、展望台へ。町の夜景が見下ろせる。
ビカビカギラギラし過ぎな有名スポットより、これくらいの方が素敵だ。


宿に戻って、軽く酒盛り。
新島名物の一つである「くさや」を友人が買っていたので、みんなで試食。
するも、これはダメだった。味は普通に魚だが、鼻が耐えられない。
独特な臭いというだけならまだしも、「知っている悪臭」なのである。
食べ物の好き嫌いが無い僕でも、こればかりは無理。
というか、食べ物というジャンルに含めてはいけないモノだ。

そして失敗したことに、僕も実家用のお土産として買ってしまっていた。
チャレンジしたい方がいたら喜んで差し上げるので、連絡いただきたい。
というか、誰か貰ってくれ。頼むから。


くさやでテンションが下がってしまったものの、
翌朝の朝食にも舌鼓を打ち、午前中の船で本土に戻り、解散となる。
一泊二日ながら、思っていた以上に満喫できた、楽しい旅であった。

歳を重ねるごとに、友人らと集まるのも難しくなっていく。
行けるうちに、こんな小旅行をまたできると良いね。