Friday 20 December 2019

【2019年12月16-20日(月-金)】 もっとまっすぐな気持ちに 出会えると信じてる [協力隊260-264日目]

※僅かにではあるものの、絶命したエゾシカの写真を掲載している。小さく表示しているが、苦手な方はご注意いただきたい。
なお当ブログでは、「有害鳥獣問題は全ての人に関係していることであり、その現実を知って考えて欲しい」という想いから、モザイク等を使用しない。ありのままを直視していただきたい。


先週から再開した、早朝捕獲。時間調整が必要になるため、
【日の出(7:00頃)-10:30】車や徒歩で町内を回る
【10:30-13:00】自宅にて中休み
【13:00-日の入り(16:00頃)】再び捕獲活動
【-17:00】役場にて事務作業
といった一日の流れだ。


シカのシの字はあれど、カの字が無い。


夜中のうちに動いているのだろう。運任せでは出逢えそうも無いので、給餌による誘引もしていきたい。そして目撃数・捕獲数も、持ち直していきたいところだ。


誰もいない、雪の林道を歩いてみたりする。


時おり見かけるのは、やはりキツネだ。北の大地に生きる動物の姿を、動画に収めてみた。古いカメラで遠くから撮影したので、画質等は最悪だが。もちっと、良いものを撮りたかったね。


今週も目撃なしに終わってしまったが、自然死したシカは一頭だけ見つけた。
冬季には殆ど見かけないカラスが、群れを成していることがある。そんな時は九分九厘、自然死したシカを啄(つい)ばんでいるのだ。


キツネや猛禽類も集まっている。自然の摂理か。


ある夜は、コーラスの練習。町内の教会で行われた。


クリスマスの日には集まりがあり、我々も曲を披露することになっている。そして、この会に参加した翌日から、僕は年末年始休暇を取り福井と東京に帰省するのだ。あと数日、仕事を頑張るモチベーションだね。
ちなみに僕は、クリスチャンではない。親しい人たちからは、たっちゃん、と呼ばれている。


二週間前に続き、今週も餅つき会があった。


終業式を終えた小学生たちが対象である。


僕は主に、お母さん方と一緒になって、餅を丸める作業に従事していた。見よう見まねだが。いわゆる裏方の仕事の方が、向いてるし楽しいね。


あんこ・きなこ・砂糖醤油の三種でいただく。つきたてはモチモチで、もちろん旨い。既にお昼を食べている子どもたちも、おかわりして何個も食べていた。


ところで福井にいた時にも、地区の餅つき会があった。人口500人のうち、100人近くも集まって賑やかだったんだよな。過去のブログ記事を見直して、懐かしい気持ちになるのであった。


Sunday 15 December 2019

【2019年12月9-14日(月-土)】 数えた足跡など 気付けば数字でしか無い [協力隊253-258日目]

車も変えたことなので、早朝捕獲を再開することに。というのも、今までの車は荷台が無くシカを運べなかったので、捕獲したら役場の方々に運搬ヘルプに来てもらっていた⇒さすがに早朝に呼び出すことはしたくないから、通常業務時間内のみ活動していた⇒新しい車なら、一人でも運べる。といった経緯があったため。
早朝と言っても、いまの時期は日の出が7時頃。夏場の4時に比べたら、だいぶラクである。


積雪しているので、あちこちで様々な足跡は確認できる。楕円が二つ並んでいるのが、シカ。


顔みたいなのがウサギ。進行は手前方向。


アライグマだと思うけど、違うかも。


花形みたいなのはキツネ。


これは佐宗だね。


除雪の入らない町道は、猟友会も含め、人の立ち入りが無くなる。となれば僕が徒歩で行くだけなので、やりやすいというか気兼ねしないというか。


エサも無くなってきたからか、こんな枝を齧ったり、


田んぼの畦をほじくり返したりもしているようだ。


頻繁に通っているらしい場所には、足跡もフンも削がれた枝も散見される。


痕跡のある場所ない場所は分かってきたが、シカの姿は見かけない。


役場のスノーシューも借りて、さらに雪上行動がしやすくなった。


ある朝は、あんなところでキツネちゃんが呑気に寝ていた。かなり近付いても気が付かず、


距離が10mくらいになって、ようやく脱兎の如く逃げ出した。この場合、脱狐か。
キツネは狩猟獣であり有害獣捕獲許可も出ているんだけど、この時期にこの場所で悪さをしているわけでもないし、命を奪う必要は無いのだろうと思う。


一日じゅう、あちこち歩き回ってみる。


じっとしていると寒くても、雪の上を行進していると暑くなってくる。着たり脱いだり、体温調整がめんどくさい。そして通算5時間とか歩いたら、さすがに股関節が痛くなってきた。


雪景色の中、自分ひとり。なんだかパラレルワールドにでも迷い込んだような、ちょっと不思議な感覚があるよね。
ここまで、ひたすら雪の写真。シカは捕獲どころか、ついぞ目撃すら一頭も無かった。今月ゼロなんてのは避けたいけど、有り得るかも。


ある日は、手作りだという豆腐をいただいた。ふだん買っては食べないので、ありがたい。


土曜日は、月に一度の「だれでも食堂」。手伝いに来るのも、6回目となった。


飾り付けは、クリスマス仕様。


こうした手芸の得意なお母さんがいるのだ。


可愛らしい作品が吊り下げられていく。


折り紙コマは、持ち帰り自由。地味にハマるんだよね。


出入り口で滑らないよう、雪や氷を綺麗にしておく。といった地味な仕事は、人知れず僕がやっておく。と地味に載せておく。


からあげがメインということもあってか、


今日は大繁盛。ここ3回ほどは20~30名の来客だったものの、今回は50名近く。賑わっており、何よりである。


今年の食堂は終了し、来年は煮込みハンバーグから始まる。どなたでも歓迎なので、是非。


Monday 9 December 2019

【2019年12月2-8日(月-日)】 歌う 歌う 歌う そして [協力隊246-252日目]

相変わらず、日中でも気温はマイナス。


路面は凍結しているのが当たり前。ツルッツル滑るから、徐行して走らないと怖い。マイカーは2WDだしタイヤも摩り減ってきているので、尚更だ。


捕獲活動に出るも、エゾシカの姿は見かけない。もはや浦臼から絶滅したのでは、と思いきや、足跡は確認できる。


さほどの降雪でなくても、風が吹くと視界が遮られる。田んぼなどに積もった雪が舞い上げられてしまうのだね。こんな天候のときは、無理に動き回らないのが賢明だ。


ある日は、林道の方でバック運転してたら判断を誤り、軽くハマってしまった。ここは自力で脱出。雪道は、一瞬の気の緩みが命取りだ。


ある日は、週末に控えたライブに向け、会場での練習を行う。


家に帰ると、温度計はゼロ度近くを示している。夏場は30℃くらいだったのに、極端である。


毎朝、お馴染みになってきた光景。


ある日は、もちつき会の手伝い。デイサービスとグループホームが一緒になった感じの施設に、高齢者の皆さん・子ども園の園児たち・各職員さん方など、100名くらいが集まる。


おいしくいただき、おかわりもさせてもらった。


ある日は、隣隣隣町へ。所属する産業振興課はじめ十数人で、忘年会である。もうそんなシーズンか。


土曜は、クリスマス会へ。ワークセンターという、比較的軽度の知的障害を持つ人たちが、仕事をしながら生活している施設だ。


役場の方が音響を任されているということで、そのサポートを。分からないので教えてもらいながら、機材を配置したりコードを伸ばしたりスタンドを立てたり。コードが絡まらない、8の字巻きというのも出来るようになった。


お弁当など飲食が豪華に。


抽選会やライブステージもあり、会場は賑やかであった。かなりの人数で、170名ほどになったと言っていたかな。


しかし自分の作業している姿は、完全に業者の人である。


さて、遂に新しい車を購入した。新しいというか、中古車だけど。
福井で譲っていただいた現行車は、いちど車検を通し、間もなく4年が経とうとしている。だいぶガタも来ており、もう一回りするのは厳しそうなので、4WDでシカも積める、こんなのにしてみた。ちゃんと動いてくれれば良いのだが。


一人カラオケで声出し・ハモり練習・リズム取りをしたら、


日曜は、いよいよライブ当日である。


直前になって、ようやく出演者全員が揃ってリハーサルをすることができた。皆さんそれぞれ、忙しいのだ。


演目はこんな感じ。それっぽく言うと、セットリストというやつだね。


会場には60~70名ほども集まってくれ、意外にも中高年層の方々が多かった。
1は、役場のミュージックマンによるソロ演奏。


その後、フォトグラファー&ギタリストで写真展主催の協力隊と、エゾシカハンター&自称パーカッショニストの僕が加わる。2はインストゥルメンタル。3~7は、横断歩道を渡っているジャケットがあまりに有名なバンドの曲。
僕は基本的に、カホン&なんちゃってハモり担当だ。5だけメインボーカルをやらせていただいてしまったが。


8~11では僕が抜け、ボーカリストである学校の先生が入る。


バラード系を中心に、しっとりと美声が響く。


12,13は僕も戻り、ノリの良い曲で締め括る。


あっという間の一時間。自分なりに練習は積んできたし、緊張もせず、楽しく気持ち良く演奏できた。こんな出演の機会をいただけるとは、ありがたいことだね。


それから、浦臼町出身シンガーソングライター・asahiさんによるライブも行われる。
普段ブログで個人名は出さないのだが、今回は浦臼のプロモーションということで。いやまあ、先のポスターに載ってるけど。


パワフルで天真爛漫なスタイルは、観客を巻き込んでいく。こちらも一時間、盛り上がって、写真展もライブも盛況・成功で終了した。


そして夜は、隣隣町で打ち上げ。ひと仕事を終えたあとのビールは旨い。

住民の方々からも、「良かったよ」「すごいなあ」「多才ですね」「歌も上手かった」などとお褒めいただき、恐縮である。もし機会があるならば、またバンド出演してみたいところだ。次は篠笛ドラムでも良いな。