Friday 12 April 2019

【2019年4月11-12日(木-金)】 新聞なんかいらない 肝心なことが載ってない [協力隊11-12日目]

4月11日(木)

役場の方と一緒に、車でお出かけ。
浦臼町で取り組んでいくジビエ事業や、有害捕獲に関連する公的機関。
数ヶ所を訪ね、あいさつ周りや打ち合わせなどをする。

ところで自己紹介をする際、これまでは「佐藤さんの佐に、宗教の宗」と説明してきた。
しかし北海道では、「宗谷岬の宗」が通じる。本州では意外にも全く通じず、
残念に感じていたのだが。佐宗姓には一つ、小さいながら喜ばしいことである。


お昼には、北海道に来て初となるラーメンを。やはり旨いね。


浦臼に戻り、今度は猟友会の方と一緒に町内を回る。
シカの目撃・捕獲があった場所など、教えていただいた。
シカちゃんは出てこなかったが、キツネちゃんは3頭ほど見かけた。


ジビエの加工施設、建設地。今秋から稼働予定。
整地され、測量が始まっている。


4月12日(金)

北海道新聞の地域面。二日前に、記者さんが取材に訪れてくれていたのである。
しかし、だらしねえ顔で写ってやがるな。
例年の倍は獲りたい、とか言ってないんだけど、まあ実際はもっと獲りたいよね。

ブログ記事のタイトルに深い意味は無いので、お気になさらず。


浦臼神社。


春になると、カタクリ、そしてエゾエンゴサクという花が一面に咲くのだという。
さらにはエゾリスも駆け回るそうで、写真愛好家などに人気のスポットらしい。

だが残念なことにマナーの悪い人も絶えないため、有志の方々により、
立ち入り防止のロープ張りをしているそうである。そのお手伝いに来させてもらった。


立派。
ロープ張りの後は、公園等で役場の仕事も少し手伝って、


また町内探訪に出かける。シカの姿も痕跡も見付からないが、
相変わらずキツネちゃんは数頭、見かけた。この辺りは多いようだね。



協力隊二週目も、まだ銃を持って山には入れていない。
有害獣捕獲の従事者証など、必要なものも、そろそろ発行されるはず。

来週には行けることを、期待したいところだ。


Thursday 11 April 2019

【2019年4月9-10日(火-水)】 私の地図に載っていない道に立ちたい [協力隊9-10日目]

4月9日(火)

昨日、来訪者と初対面した時の写真。別の協力隊の方が撮ってくれていた。
何やら真剣な顔してるな。久しぶりの英語で緊張でもしてたか。


この日も引き続き、来訪者関連の活動で中学校へ。
ヒグマ注意のポスターが貼ってあった。

北海道で金塊を探す某マンガを読んでいると、本当に恐ろしい生物だ。
会わないようにしたいものだが、いずれは遭遇することになりそうである。


来訪者の子どもさん二人が、授業に特別参加するとのこと。
協力隊も、撮影・交流・サポートみたいな形でお邪魔させてもらう。
僕も輪に加わり、中学生たちの英語の質問に答えるのであった。


午後は小学校へ。5年生の授業で自己紹介する佐宗隊員。


こちらは、ほぼ見学させてもらった。ゲームを中心に盛り上がる教室。
英語を始めるのは、早ければ早いほど良いからな。
まずはこうして、楽しいものだという感覚を持ってもらうことが重要だ。

この様子は、「浦臼町地域おこし協力隊」のFacebookにも掲載されている。
よろしければ、そちらもどうぞ。


夜は、役場の歓送迎会。18名ほどでわいわいと。

ちなみにビールだが、金と黒のラベルかと思いきや、スーパーでドライな方だった。
地元ブランドじゃないと村八分にされる、というわけでは無いようである。安心。


4月10日(水)

町内の山間部に、尾根番号を振っていく作業
細かいところまで四百数十本ひいて、ひとまず終了したので印刷してみる。
ちょっとズレてるとこあるね。修正して、あとはラミネートだな。



ちなみに最近のお昼ごはんは、こんな感じ。
適当におにぎり二つと、冷凍食品である。自分で用意するだけ、まだ良いだろう。



ずっと役場の中にいても仕方ないので、少し外にも出てみる。
冬場は除雪されない車道を、歩いて山の方面へ。


新しくは無いが、いちおうシカの足跡も見かけた。
しかし肝心の本物とは、未だ出会えず。


夜は、コーラスグループに体験参加してみる。
10名の皆さんが活動中。うち男性が1名だけとのことで、是非にとお誘いいただいた。

週に一度、大きい声を出す機会にもなるし。
地域の方々と交流できる場は、なるべく逃したくないというのもあるし。
今後も、継続させてもらおうかな。


Tuesday 9 April 2019

【2019年4月6-8日(土-月)】 積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って [協力隊6-8日目]

4月6-7日(土-日)

北海道に越してきて、協力隊に着任して、初めての土日。
思えば、平日に仕事をして週末に休んで、という「一般的な」生活は20代初め以来かも。


土曜日には、浦臼町猟友会の総会があった。
もちろん僕は新規に会員となるので、自己紹介をさせていただく。

猟友会としては、有害獣捕獲はするけどジビエ活用に回すのは難しい、というスタンス。
でも僕は、どちらも担っていく立場として浦臼町に来させてもらったわけだ。
そのあたりは、仮面を使い分けるじゃないけど、適切に対応していく必要があるのかな。


浦臼町は、ワインが名産。飲み切りサイズのロゼを飲んでみる。
めっちゃ旨くて、飲みやすかった。ビールだけじゃなく、ワインも学んでいきたいね。


統一地方選挙。引っ越したばかりの僕は投票権が無いので、道民の皆さんにお任せする。
旧住所地でも動きが無かったため、今回はただただ傍観するのみだ。

人口が500万人以上もいて、179もの市町村があって、やはり札幌に一極集中していて、
などと知る、良い機会になった。でっかいどう。


4月8日(月)

協力隊は二週目に突入。
まずは役場にて事務作業。地図ソフトを開き、山間部の尾根に一つひとつ、番号を振っていく。
同行者や担当の方と同地図を共有することで、便宜を図れたり緊急時の役に立ったりするわけだ。
もちろん、自分が山を歩く際にも非常に便利である。

これは前職で学んだ知識。もともと等高線すら読めなかったけど、
一から教えていただけたのは非常にありがたく思っている。


さて今日は、協力隊らしい活動が入っている。
アメリカから訪れた御一行の、サポート&交流。

子どもさんが二人いるので、僕も初となる中学校を訪問。
何故か一緒にバレーで白熱する。


それから学童へ。ここではほぼ別行動で、僕は小学生たちと初顔合わせ。
鬼ごっこをしたり戯れたりして、僕の方が楽しんでしまった。

やはり子どもは、すぐに打ち解けてくれるし、無邪気で良いね。
知らない土地に来て、ゼロから全てを築いていかなければならない状況で、
この十日間はけっこう塞ぎがちだったんだけども。
子どもらのパワーで、一気に吹き飛んでしまった気がする。

福井県大野市和泉地区のときと同様、ちょくちょく遊びに来させてもらおうかな。


そのまま夜は、ゲストと一緒に交流会。僕もお邪魔させていただいた。


たこパに、ゲストの一人が寿司職人だったそうなので握ってもらい。
ごちそうとお酒に舌鼓を打ちながら、わいわいと。


子どもたちのゲームにも、交じらせてもらった。
今は画面もコントローラも、こんなに小さいのだね。
老眼じゃなくても、アラサーのオジさんには、ついていくのが精一杯だった。

一回だけ勝ったけどな。大人の意地ってヤツだぜ。


この町は、楽器・音楽のできる方が多いようだ。
弾き語り・独唱・熱唱・合唱と、みんなで盛り上がった後に終焉となる。

僕もドラムで、一緒にやらせてもらうレベルになりたいところ。
まあ全然ビギナーなので、相当に練習する必要はあるが。


非常に楽しい一日だった。
僕の仕事は有害獣対策がメインとはいえ、一方では協力隊でもある。
こうした交流・地域活性化に係ることも、どんどん携わっていきたいね。