Saturday 18 January 2020

【2020年1月7-18日(火-土)】 滔々と白い雪は、無常なる人の世を すべて許すように降り続いて行く [協力隊282-293日目]

年末年始休暇も終わり、日常に戻ってきてしまった。


ある日の夜は、ご近所さんにお呼ばれ。ギターできる方が、次から次へと演奏をせがまれる。
カホンも登場し、僕も叩いて歌うことになる。ふだん女の子に「カッコいい」なんて言われること皆無だから、まあ嬉しくなるよね。楽しかった。


ある日は役場横で、バケツに作られた氷を運び出す。


2月1日には「札沼線エキアカリ2020」というイベントがあるので、その準備だ。いわゆるアイスキャンドルだね。氷の中に火を燈し、幻想的な空間を生み出すのである。
ちなみに緑のふるさと協力隊時代も、長野の同期のところへ手伝いに行ったな。


当日は紙ランタンも飾り付ける。住民の方々にも協力を呼びかけ作ってもらっているそうだが、役場でも誘われ、少しやってみる。僕は美術のセンス皆無だから、Love&Peaceのマークを切り貼りするだけだが。折り紙は好きなので、羽つきハートは付けておいたが。


そして連日、捕獲活動には出かけている。日の出の7時頃から、スノーシューを履いて雪上を歩き回る。


しばれる(寒い)朝だと、マイナス10℃とか15℃とかまで冷え込む。寒すぎだろ。


持ち歩いている水も凍りだす。寒すぎだろ。


林道では、倒木。もはやシカの痕跡すら無くなってきたが、


一度だけ、遠目に逃げていくのを見かけた。尾根に上がってみると、足跡やら寝た跡やら、


オスがツノ研ぎをしたような跡やらが確認できた。


シカかどうか分からんけどね。こういうのは別に詳しいわけじゃないんだ。


今年は記録的に雪が少ないようだが、ある日の朝には、久々に積もっていた。僕が北海道に来てからは、いちばん降ったのかな。


で、雪の中を歩くのが凄く大変だった。サラサラ雪なので、かき分けていく感じになり、脚がパンパンになる。踏み固めていけた方が、まだラクなんだけど。


夜になると、また氷点下ふた桁台とか。寒すぎだろ。


所属する課と隣接する課で、新年会。
帰りの貸切バス内でリバースしちゃった人がいて、みんな掃除やら介抱やらしてたんだけど、何もせず見てるだけの人もいて。何なんそれ、と思ったという話。


月に一度の、だれでも食堂。


9時前からボランティアスタッフが集まり、準備を始める。朝は正直なところ、眠いなダルいな行くのヤメようかな、などと思ってしまう。協力隊活動ではなく個人的に手伝っているものだからね。しかしまあ、来てしまえば流れに乗る感じだ。


やはりハンバーグは人気があるのか、なかなかの集客。55人ほどが訪れ、今年度最大の入りとなった。僕も町内の防災無線で告知しており、それを聞いて来てくれたという方もいたそうだ。何より。


メインの煮込みハンバーグはじめ、どれも旨かった。写真はスタッフまかない用で、特に僕は大盛りにしてくださったので、ボリューミィな感じだけど。おいしくいただいた。


来月は、北海道名物ジンギスカン。日頃の感謝もこめて、ちょっと特別企画的にするそうだ。だれでも歓迎なので、是非。