Friday 30 August 2019

【2019年8月24-30日(土-金)】 ああ 雨上がりの遠くの空に 虹が架かったなら [協力隊146-152日目]

8月24日(土)

5月に続いて、個人的に「だれでも食堂」のお手伝い。
6月は漢検の追い込み、7月は東京に帰っていたので、三ヶ月ぶりとなった。


地域のお母さん方によって運営され、大人200円・18歳以下は無料にて、おいしいランチを食べることができるのだ。


毎回10名ほど、9時頃から集まり準備を進めていく。
調理はもちろん、テーブルや椅子のセッティング・室内の飾りつけ・清掃などなど。


大体、それぞれの持ち場が決まっている感じだ。


僕は調理できないから、仕事を見つけてor勝手につくっては取り組んでいく。
「気が利くわねえ」「よく気が付くのよ」
と言ってもらえるのが、まあ僕の強みだね。


来客は少なめだったとのことだが、30名以上が訪れた。


スパゲティナポリタンの目玉焼き乗せ。ケチャップやソースが絶妙に調合され、美味であった。


余ってしまった分は、みんなで分け合う。大変ありがたい。


8月25日(日)

地域の方のお宅にお呼ばれし、楽しく飲ませていただく。ありがたいね。
そして浦臼に来てからは初めて、お泊りさせてもらうことに。歩いては帰れない距離だから、助かる。

ちなみにタバコは僕のじゃないぞ。念のため。


8月26日(月)

しばらくエゾシカの捕獲はしないので、カラスを追う。
すると、雨上がりに虹が現れた。けっこうハッキリ、綺麗な色だ。久しぶりに見たな。良いことあるぜ、きっと。


良いことあった。野菜の差し入れを、たくさんいただいたのだ。これは助かる、ありがたい。


そしてお米も。これまた非常に助かる。朝は殆ど食べないが、昼は1合、夜は2合くらい食べるので、お米の消費は早いのだ。


8月27日(火)

米つながりで、こちら。JAでは年に一度、稲刈りシーズンを前に水稲調査というのをするらしい。
僕が所属する産業振興課、の農政係に手伝いのオファーが来るそうで、僕もヘルプすることとなったのだ。

各田んぼから採集してきた稲を一本いっぽん、米を一粒ひとつぶ、数えていくのである。
一本あたり何粒あるか。そのうち不稔、つまり実の入っていないものが何粒あるか、数えていくのである。
非常に細かく、根気が必要な、目の疲れる作業。しかし佐宗にとっては、じつは好きで得意な分野だ。
トータル4時間ちょっとかな、やらせてもらったけど、物足りなかったくらいだぜ。

福井で刈り取り乾燥所の仕事はしたものの、こうした調査をしているというのは知らなかったね。


8月28日(水)

久々に早朝捕獲に出てみる。日中は人が動いているから、やりづらい部分があるのだ。
と思ったが、農家さんなんかは5時から既に動いている。うーむ、難しいな。


週末の日曜日には、マラニックというイベントがある。
これはマラソンとピクニックを組み合わせたもので、要するに走ったあと屋外で飲食するのだ。北海道では、あちこちの町で開催されているみたい。

その準備作業をお手伝い。ゼッケンやパンフレット類を袋詰めするのも、けっこう時間がかかる。


8月29日(木)

週末の土曜日には、開町120周年記念式典という催しがある。
これは浦臼町が始まってから120年になるのを記念したもので、要するにお祝いだ。

その準備作業をお手伝い。役場職員が30名ほども集まり、会場をつくっていく。


当日は土足らしいので、床にシートを広げて敷き詰めていく。


テープで固定する。使い捨てになるのが、勿体ないなあと感じてしまう。


椅子やテーブルを出しては並べる。このあたりは、人海戦術でテキパキ。


ロープを使って、真っ直ぐに整列させる。そこまでしなくても良いような気はする。


受付など、廊下側の床にもシートを敷き詰める。土足にする必要性は、今ひとつ分からないけど。


招待者席のテーブルに白布を張る。地味に大変。


そのほか諸々で、けっきょく一日仕事となった。
残念だったのは、正直なところ非常に効率が悪く、手持ち無沙汰になる時間も長かったこと。
陣頭指揮する人がおらず、そのせいか各所で船頭が多く生まれ、混乱して余計な仕事が増えて、挙句に船が山に登る。そんな状態。
悪く言うつもりはないが、これは皆さん口にしていたことである。組織として、あまり宜しくないかな。


仕事終わり、隣隣隣町のカラオケへ行くことにした。
式典ではコーラスの出演もあるのだが、さいきん声は出ないし息は続かないし、酷い状態だったのだ。一時間だけだが、少しは取り戻したろうか。


8月30日(金)

マラニックの準備。写真展をつくるということで、パネルや土足用シートを設営。
靴を脱いで袋に入れて持ち歩いてもらえば良いような気もするのだが。


資材やら何やら、出して運んで降ろして、


テントを設営して、


臨時駐車場を設営して。文章にすれば三行でも、これで一日仕事だった。


ほぼ捕獲業務は無く、役場のお手伝いがメインとなった一週間。そして土日も出勤だ。
北海道の夏は短いゆえか、色々と重なってくるのだね。