なまら [副詞]
【意味】
とても。非常に。すごく。たいへん。
【解説】
道外の人が知っている北海道の方言で、堂々の一位に輝くと思われる。
とはいえ日常的に耳にすることは少なく、あまり使わないね、という道民の声も聞く。
会話内で、反射的に口にされている場面は見られる。
ちなみに福井県(および関西圏)では、「えらい・えらく」が該当するだろう。
【例文】
「あそこのジンギスカンは、なまら旨い」
「なまら強かったな、昨日のファイターズは」
【北海道方言辞典】 Introduction/索引
2019年度、有害鳥獣担当の「地域おこし協力隊」として活動 ※当時の想い・価値観・表現・事実等をそのまま残しているため、不適切と思われる部分も存在するかもしれない。ご了承いただきたい。
Saturday, 22 June 2019
Wednesday, 19 June 2019
【2019年6月17-19日(月-水)】 必ず手に入れたいものは 誰にも知られたくない [協力隊78-80日目]
※記事内に、捕獲した鳥獣の写真を掲載している。
小さく表示しているが、苦手な方はご注意いただきたい。
なお当ブログでは、有害鳥獣問題は全ての人に関係していることであり、
その現実を知って考えていただきたいという想いから、モザイク等は使用しません。
週の初めから、シカの捕獲があった。
浦臼に来てからは4頭目。ここまで全てメスだ。
日中に回っていると目撃自体が少ないので、
遭遇したら確実に捕獲しておく、というのは大切なことである。
戦利品の背ロース、ありがたくいただいておく。
僕たちは毎日、牛や豚や鳥や魚を大量に殺しているのだけど、
それを意識している人は全人類の1%にも満たないだろう。
こうした罪ある仕事をしているからこそ、感じられることは大きい。
さて、週の真ん中には、こちらの仕事。
今から一緒に これから一緒に殴りに行こうか。
朝の8時開始だが、既に行列ができていた。
浦臼町の最奥部、ゴミの最終処分場にて、農業廃棄物が大量に持ち込まれる。
春と秋、もとい6月と10月頃に行われるようだ。
入場時と退場時に、車両の重量が量られる。差分の料金が請求されるシステムだね。
品目ごとに、各廃棄物が投げられていく。
JAさんと役場と、スタッフ10名ほどで、荷投げ作業に携わる。
10台くらいが1ユニットとなって、入れ替わっていく。
重量モノも多く、なかなか体力仕事ではあるものの、
仕事と小休止のメリハリがあるので、やり易い。
とはいえ、晴天の夏日。北海道にしてみれば炎天下。
水分をしっかり補給しながら、良い汗をかきながらの作業である。
8時-12時は途切れることなく受け入れ、13時-15時はぼちぼちで、計6時間。
肥料袋、ビニール類、
ポリ類、フレコン(フレキシブルコンテナ)類、
農薬容器類、苗箱類、
タイヤ類と、なかなかの量が集まった。
逆に言えば、これだけ第一次産業に力が入れられているということである。
稲に用いられる苗箱の数が想像以上。
僕はここをゾーンディフェンスすることが多かったかな。
事務所に籠もっているのも、毎日ひとりで捕獲に回っているのも、
ちょっと飽きが来るところはある。
たまに体を動かして良い汗かいて、爽快な一日だったね。
まだまだ動き足りないくらいだぜ。
退勤後には、一緒に頑張った役場の皆さんと慰労会。
大量に汗をかいた後のビールが、五臓六腑に滲みわたるのであった。
Monday, 17 June 2019
【2019年6月10-14日(月-金)】 六月の風が 渡る道を [協力隊71-75日目]
※記事内に、捕獲した鳥獣の写真を掲載している。
小さく表示しているが、苦手な方はご注意いただきたい。
なお当ブログでは、有害鳥獣問題は全ての人に関係していることであり、
その現実を知って考えていただきたいという想いから、モザイク等は使用しません。
茂っていて下からでは確認できない。梯子をかけて登ってみると、あった。
巣を壊すと、中から1羽のヒナが出てきた。
幼い命、可哀想ではあるが、将来の被害の芽を摘まねばならない。
ある日は、仕掛けていたワナにアライグマがかかった。
農家さんへの被害としては、本州ではサルが一番だろうけど、
サルのいない北海道では、アライグマが最たるもののようだ。
農作物を、何でも食べてしまうという。
農家さん方も各々わなを設置していて、捕獲があると役場に通報。
ガスによる対応がなされる。
外来種で、日本には生息していなかったアライグマ。
かつてのアニメ人気に端を発し、ペットとして輸入され、
捨てられたり逃げ出したりしたものが、いま日本中で爆発的に増えてしまっている。
加害者は人間で、被害者はアライグマたちだともいえるのかもしれない。
日中にシカを見かけることは殆ど無いので、カラスや、
キツネの捕獲に精を出す。
仕事としてやってる以上、一日一頭or一羽は、何かしら捕獲したいところである。
さてプライベートでは、近隣市のバーに連れて来ていただいた。
なんでもライブがあるとのことで、
浦臼町出身のミュージシャンの方が出演されるのだ。
音楽で生計を立てられるというのは、凄いことである。
まあ僕も、銃で生計を立てているのか。
かつて、紙ヒコーキで曇り空を割って一世を風靡した方も。
小学校の卒業パーティ的なところで歌った気がするな、懐かしい。
その曲は歌われなかったけど。
あまり自分では来ない場なので、貴重な機会であった。
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