Saturday, 16 November 2019

【2019年11月10-15日(日-金)】 春の風 夏の色 秋冬の切なさも そっと称えて [協力隊224-229日目]

※捕獲した鳥獣の写真を掲載している。小さく表示しているが、苦手な方はご注意いただきたい。
なお「有害鳥獣問題は全ての人に関係していることであり、その現実を知って考えて欲しい」という想いから、当ブログではモザイク等を使用しない。ありのままを直視していただきたい。


日曜は、浦臼町民玉入れ大会。僕は役場チームの一員として出場する。
中学生チームからお年寄りチームまで、10チームが出場し、まずは予選。1ゲーム5人で1分間。片手のみを使い、100個のうち何個の玉が入るかを競う。


我々は、何とか3位で決勝トーナメントに進む。しかしみんな調子が今ひとつだったのか、最終結果は4位。先日の練習では僕も調子が良かったものの、ぜんぜん入らなくなってしまっていた。
こういうのは、できる人の「こいつ足手まといだわ」という目線が怖い。学生時代は本当に運動音痴だったので、体育の時間がいつも地獄だった。僕のチームスポーツ嫌い・人嫌いなどの所以でもある。そんな暗い気持ちを思い出してしまったね。


そんな話はどうでもいい。大会後には、何故かお菓子まき・餅まきが行われ、終了となる。


ちなみに賞金があって、優勝チームには5万円分もの商品券が与えられる。使えるのは町内のみだけど。僕は参加賞として、500円分だけいただいた。
金のために、みたいな参加の仕方になると、ちょっと嫌だけどな。


月曜火曜と、エゾシカを探して捕獲活動。しかし1頭も目撃が無い。


日中でもマイナス1度とか、ものすごい寒くなってしまった北海道。


雪も舞い出す。冷たくて強めの風が吹き付けるので、凍える。


木曜には、ようやくシカを発見。川向こうにいたのを、上手いこと狙撃することができた。左寄りの奥の方だね。そう、そこそこ。
役場の産業振興課の皆さんにヘルプに来ていただき、彼岸から此岸へ、そしてちょっとしたガケを道路へと引き上げる。さすがに一人では厳しいので、ありがたい。


成長に失敗したような、ちょこんとしたツノを携えたオス。1,2才くらいなのだろうか。それでも80kgほどあった。ジビエ処理施設へ運搬し、食肉になってもらう。


こんな特大ソリを、役場で用意してくれてある。僕がシカを捕獲した際、これに載せて田畑などから運び出したり、これごとトラックに積むことで血の汚れが車に付着したりしないように。なかなか便利なのだ。
雪が積もったら、こっそり河川敷とかで遊ぶこともできるな。怒られるけどな。


減量化施設での作業も少し。ジビエ施設には他市町から、予想以上に多くのエゾシカが搬入されてきており、それに伴って加工残滓(ざんし)も多く出てくる。ちょっと想定外の量のためか、なかなかキツい臭いになってしまっている。


シリアルキラーになり損ねたみたいな格好で従事。こんなんでは腐臭を防げない。


降り続ける雪。この時期に暴風雪になるとか、北海道ナメてたよ。


ウソみたいだろ。11月中旬なんだぜ。これで。もう冬なのだという現実を直視しなければいけないのだが、まだ頭が理解できていない。いや、受け入れたくないのだ。
2シーズン前の福井豪雪も大変だったけど、北海道は寒さも厳しいし、また違った苦労が待っているのだと思う。そしてそれが半年間も続くのだと考えると。震えるぜ。
いや、武者震いだ。