土曜日。雪だが、だれでも食堂の日。
今月のメニューは餃子。みんなでタネを皮に包んでいく。小さい頃、家族とやって以来かな。懐かしい。
ホットプレートで焼いていくわけだが、
僕を含め、唯一というか唯二の男性陣が担当する。カリッとして、焦げ目が旨そうな感じに。段々と熟練していった。
雪は降り続くものの、
20~30人の方々が来客。
餃子・ごはん・スープ・ナムルに、舌鼓を打っていた。
次回の12月は、からあげ。カップケーキも付いて、クリスマス感が出てくる予定だ。
日曜は、隣町の新十津川町へ。来年5月に廃線となる、JR札沼(さっしょう)線の駅。
観光列車が、札幌からここまで運行するというイベントである。
浦臼町もPR。臼子ねぇさんも登場して、到着した人たちをお出迎えするのであった。
月曜は、捕獲活動に走る。とはいえ雪が積もっているし路面も凍っているので、ゆっくり慎重に。限られた範囲を、見回る程度の感じだ。
雪があると、シカの足跡も分かりやすくなる。あちらこちらで確認できた。ぬかるみなんかより歩きやすいから、行動範囲も広がるのだろう。
雪道を歩いていたら、カエルちゃん発見。えらく緩慢な動きをしており、跳ぼうとしても跳べてない。冬眠しかけて起きちゃって、寝ぼけてんのかな。
火曜には飛行機に乗り、東京に到着。0℃だったのが16℃の世界に飛んできて、体の理解が追いつかない。
人が多いし、高い建物が密集している。都会嫌いの僕がわざわざここに来たのは、
ジビエサミットというのに出展するためだ。
水曜から金曜まで、三日間の日程。会場となる東京ビッグサイトでは、農業系の展示会が大々的に行われていて、その一角にジビエ関係のブースが並ぶ。
たくさんの人が来場するなか、浦臼町もPR。役場のお二人と僕と、三人で切り盛りする。
浦臼産ワイン・浦臼産米・エゾシカジャーキー(試作品)で、人を釣るのだ。
友人が訪れ、撮ってくれた写真。こんな風貌だが、ちゃんと仕事はしていた。
赤ワインいかがでしょうかジビエに合うのをお持ちしてますエゾシカジャーキーもご一緒にどうぞー北海道浦臼町というんですけれども先月からジビエ施設が稼動を始めましてエゾシカの利活用をしておりますワイン用ぶどうの作付け面積も日本一なのでジビエとワインの町ということでPRさせていただいてます羅臼と間違われるんですが浦臼なんですよ札幌と旭川の中間に位置してます名前だけでも覚えて帰ってくださいこちら新米のななつぼしも召し上がってくださいありがとうございますー
といった感じで、ひたすら話しかけてはパンフレットとお米を渡していく。人見知りのくせに、こういうのは嫌いじゃないという二面性を持っているのだ、このヒゲ面は。
お向かいさんは、業務用調理器具の会社。シカ肉などを超絶おいしくし、試食提供していた。ちょいちょい我々もいただいたうえ、これらを食べていたお客さんをワインで惹きつけさせてもらった。相乗効果というか、むしろ便乗だが。ありがたい。
夜には友人らと、新宿のジビエのお店へ。撮ってくれた写真が、なかなか良い感じ。
だがここへ来るまでの超満員電車と、お祭でもやってんのかくらいに人で溢れた街には、嫌気というか、もはや吐き気がした。
ちなみに手土産に、福井県大野市の銘菓「けんけら」をもらった。というか、リクエストしたんだけども。僕の大好物なのだ。
大豆の粉と水飴を、練って捻って固めたお菓子。ちょっと硬めでポリポリした食感・白胡麻の香り・程よい甘さなどが絶妙で、クセになる。
さて、他にも写真は撮ったものの誤って消去してしまったため、あとは文章で。
二日目の木曜も朝から夕方までPRし、夜には役場の方々と月島へ。もんじゃ焼きを食す。
最終日の金曜には、用意していた米1,500袋・パンフレット1,500枚を配り切る。余るんじゃないかという恐怖もあったが、見事。それだけ多くの人に浦臼町の存在を知ってもらえただけでも、なかなか良い仕事したんじゃないかな。で、両国まで足を伸ばして、ちゃんこ鍋を食す。我々も千秋楽を迎えたら、土曜に北海道へ戻る。
終わってみれば、あっという間だった東京出張。たまに遠出するのは、何やかや楽しいものだ。今年いちばん喋ったから、喉が痛くなったけどな。
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